択捉島のレストラン経営者が贈賄未遂で有罪判決 2,300万ルーブルの債務回収から逃れるため法執行官に賄賂の提供を申し出た

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クラスノダール・ソチで始まった2,300万ルーブルの債務回収の話は、北方領土・択捉島で予想外の展開を迎えた。

択捉島でレストランを経営する女は、地元の執行官に賄賂を渡して、クラスノダール地方の知人から自分の居場所を隠そうとした。女は2,300万ルーブル以上の借金があった。

択捉島を管轄するクリル地方裁判所によると、事の発端は、2024年6月にクリル地区の執行官局がソチの当局から、択捉島にいると見られる債務者を捜索し、2,339万ルーブルの債務を回収するよう要請を受けたことだ。

執行官は、執行手続きが開始されたことを女に通知した。女は執行官から隠れることができないと悟り、一計を案じた。

執行官が自分のレストランでパーティを計画していることを知った女は、自分の居場所を特定できなかったと、ソチの当局に報告してもらう代わりに、パーティを無料にすると申し出た。7月に開かれる予定だったパーティには約20人が出席することになっており、費用は11万~20万ルーブルだった。

しかし、執行官は贈賄の未遂事件として治安当局に報告した。連邦保安庁(FSB)と共同で作戦が組織され、その過程で女が再び賄賂を申し出たところで、拘留した。

裁判所は、女を贈賄未遂で有罪としたが、女には未成年の障害を持つ子供がおり、罪を悔い改めていることなどの酌量すべき事情を考慮し、3年間の執行猶予付き禁固刑を言い渡した。

執行官は、債務回収の問題に引き続き対処する。(astv.ru 2024/12/10)

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