北方領土・択捉島のクリル地方裁判所は21日、クリル地方検察官が起こした訴訟を受けて、同島ゴルノエ村の道路の管理計画を策定するようクリル地区行政府に義務付ける判決を下した。
検察官による調査で、ゴルノエ村の中心部の道路の管理計画が存在しないことが明らかになった。このため、道路や街路は適切な状態に維持されておらず、住民の権利が侵害され、事故や負傷の危険が生じているとして、行政府に対応を求めたが、対策を講じなかったため訴訟を提起した。
裁判所は行政府に対して、12か月以内に道路の管理計画を策定するよう命じた。(サハリン・メディア2025/1/31)