択捉島 酔っ払って自動車をハイジャック 男に強制労働2年の判決

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 択捉島在住の男が自動車の不法押収(ハイジャック)で有罪判決を受けたものの、収監は免れた。地方裁判所が事件の経緯を説明した。今年1月15日、アルバトロス・カフェ付近に駐車されていたスズキ・エスクードの助手席に酔っ払いの男が座っていた。車はエンジンがかかっていたが、所有者は近くにいなかった。この状況を利用し、被告人は助手席から運転席へ移動し、駐車場から逃走した。
 その後、男性は逮捕され、容疑を認めたため正式な裁判は行われず、事件は審理された。裁判所は、被告の行為をロシア連邦刑法第166条第1項に基づき、窃盗目的ではない車両の不法押収(ハイジャック)と認定した。量刑にあたって酌量すべき事情として、捜査への協力、損害賠償の自発的な支払い、そして誠実な反省が挙げられた。しかし、被告は以前にも特に重大な犯罪で有罪判決を受けていた。
 裁判所は、刑罰は実刑とすべきであるが、懲役刑にすべきではないと判断した。その結果、被告は2年間の強制労働を命じられ、収入の10%が国家に差し押さえられた。(astv.ru 2025/3/30)

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