択捉島クリリスク(紗那)在住の女性の飼い犬「ドルジョーク」が子供を噛んだ事件で、
クリル地方裁判所は、地区行政委員会が飼い主に対して決定した罰金処分を取り消した。
事件資料によると、2025年5月3日、女性はリードも口輪もつけずに犬の散歩をしていた最中に、犬が子供に咬みついた。地方法では、この違反行為には罰金が科せられる。クリル地区行政委員会は事件を審査し、同年7月18日、犬の飼い主に4,000ルーブルの罰金を科す処分を行った。
しかし、女性は「行政員会の処分の決定が法定期限を過ぎて下された」として裁判所に訴えた。裁判所は女性の主張に全面的に同意した。行政違反法によると、訴追の時効は60日であり、違反行為は5月3日に行われたため、時効は7月2日に成立していた。行政委員会は16日遅れで判決を下していた。
裁判所は判決の中で、時効の成立は本件の訴訟手続きを完全に不可能にする状況であることを強調し、罰金を破棄し、本件を終結させた。(sakh.online 2025/10/1)