択捉島でヒグマが人を襲った。事件は10月27日の午後、クリリスク(紗那)近郊の孵化場で発生した。(※場所は、戦前、日本が建てた孵化場のようだ)地元紙クラスヌイ・マヤーク(赤い灯台)紙によると、被害者は民間警備会社の従業員で、その日は非番だった。友人宅に向かう途中、養魚場から地元ではザボイカ(屠殺場)として知られる場所(孵化のために卵を取り出す場所)へ向かう道を歩いていた。
柵の約50メートル手前で、野犬が吠える声と竹がパチパチとなる音が聞こえた。次の瞬間、茂みからヒグマが突然現れた。目撃者によると、ヒグマは男性と同様に明らかに怯えており、反射的に突進したという。接触は短時間だったが、男性は肩を脱臼し、足を咬まれた。男性はクリル地区中央病院に入院し、必要な治療を受けた。現在、命に別状はないという。クリル林務署の職員が事故現場を監視し、ヒグマの動向を確認している。

※地元紙「赤い灯台」は、「なお、地元住民によると、彼らを悩ませているのはヒグマそのものではなく、村外れに生息する野犬の群れです。最近、野犬が飼い犬を襲ったそうです」と付け加えている。


