択捉島クリリスク(紗那)で老朽化したアパートの大規模修繕に向けた準備が進められている。9日にはサハリン・マンション大規模修繕基金の専門家がクリル地区行政府の職員らと共に、ストロイテリナヤ通り7号棟を視察し、修繕方法を確認した。この建物にはクリル地区中央病院の医師が居住している。専門家らが地下室と屋根裏部屋を視察し、建物の現状を記録し、技術的解決策を分析した。
住宅の躯体は正常な状態であるため、ファサードの修繕に重点を置くことが決定された。現在、設計作業が進行中で、修繕作業では外壁を解体して断熱材と外装材を交換する。「耐久性のある亜鉛メッキとポリマーコーティングを施した高品質の波形鋼板を使用する予定です」と同基金の専門家は説明した。エントランスエリアと地下室も整備される。改修工事は2026年に予定されている。
今年の修繕プログラムでは、レーニンスコゴ・コムソモラ通り5番地と9番地のアパートも同様のスキームを用いて改修される予定。設計と見積書はすでに作成されており、すべての手続きが完了した後、請負業者を選定するための入札が発表される。(サハリン・メディア2025/4/10)

