択捉島に続々と整備される公共空間、知事が視察…「アイヌの秘密」遊歩道「クネクネ階段」「漁師広場」「ダンシング・ツリー広場」「「漁師の公共空間」

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択捉島を実務訪問しているサハリン州のリマレンコ知事はクリリスク(紗那)からキトヴィ(内岡)までの遊歩道で整備中の「アイヌの秘密」プロジェクトの現場を視察した。

連邦プロジェクト「快適な都市環境の形成」の一環として、連邦資金の交付を受けてで4月に着工した。遊歩道沿いには、複数のテーマ別ゾーンと、独創的なアート作品で飾られた展望台が設けられる。第一展望台には、小型建築物、ブランコ、日光浴ができるサンラウンジャーが設置される。第二展望台には、休憩やピクニックのためのガゼボが設置され、第三展望台には彫刻作品が設置される。

ルートのハイライトは、「アイヌの秘密」ゾーン。散策しながら遺跡を見学し、先住民の生活に触れることができる。また、展望台の間には、海岸へ降りるための階段が設置される。さらに、住民の要望により、フォトゾーンも設けられ、夕日や火山を背景に写真を撮ることができる。

数年前、遊歩道(約2km)はタイル舗装され、住民や観光客は海岸沿いを快適に散策できるようになった。そして今、この遊歩道は新たな改修段階を迎えている。

クリル地区のコンスタンチン・イストミン市長は「土木工事は完了し、メイン敷地のコンクリート打設を開始しました。固定式および可動式の小型建築用型枠はすべて購入済みです。現在配送中で、6月中旬に設置を開始する予定です。工事全体は今年10月に完了する予定です」と説明した。

また知事はクリリスクのレト・オクチャブリャ通り60番地の展望スペース付き歩行者用階段(クネクネ階段)の設置状況を視察した。改修工事は、昨年末に完了した。老朽化し​​た階段が解体され、新しい鉄製の階段が設置された。手すりと屋外照明が設置され、展望台が設置され、緑化も行われた。

知事は「改善に向けて非常に良い成果です。ゴミや老朽化し​​た建物はここにはあってはならないのです。そして、新しい階段の下の海岸は整備される必要があります。ここは川と海が出会う場所です。8月にはシロザケが登ります。人々はこの美しい景色を見に来るでしょう」と維持管理の重要性を指摘した。

昨年、同じプログラムの一環として、レイドヴォ(別飛)の漁師広場と子供用遊び場、そしてクリリスクのダンシングツリー(踊る木々)の広場も整備された。今年は、「アイヌの秘密」に加えて、「漁師の公共空間」(ルイバキ村=有萌)も改修される。ここは「漁師の日」など大規模イベントの会場や海岸でのレクリエーションの場にもなる。

住民のタマラ・シロチナさんは「私は50年以上択捉島に住んでいます。ここ数年で本当に良くなりました!私たちの島が整備されていくのを見るのは嬉しいです。新鮮な空気を吸える場所がたくさんあります」と語った。(astv.ru 20205/5/31)

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