択捉島クリリスク(紗那)で建設中の新しいロシア正教会の工事は予定より1カ月半以上も早く進んでいる。300平方メートルを超える地下室は完全に完成した。現在、地下室の型枠を撤去し、コンクリートスラブを設置する作業が進められている。今後は、防水工事と不透水性岩石を用いた土留めが予定されている。

択捉島でこの規模の宗教施設が建てられるのは初めて。金色のドームを持つ3階建ての教会は延床面積620平方メートルを超え、150人以上の信徒を収容することができる。主要な資金提供者である地元企業コンチネント有限会社の代表アレクサンドル・ピジャコフ氏は「私たちは島の成長と発展に取り組んでいます。建設は予定より早く進んでいます。冬期に入り、スラブの完成に向けて積極的に準備を進めています。来春になれば、建設はさらに活発化し新たなな段階に入ります。」と話す。(エトロフ・ニュース2025/10/24)

※建設地はクリル地区行政府が入る文化スポーツ会館向いの海岸通り。漁師の守護聖人である聖使徒ペトロと聖パウロの教会で、金箔張りのドームを持つ高さ23.5メートルの3階建てとなる。完成は2026年10月の予定。(sakh.online 20205/5/31)



