納沙布岬から7kmの北方領土・水晶島 戦争勝利80周年記念「勝利リレー」の式典

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北方領土・水晶島で行われた「大勝利80周年」記念の「勝利リレー」式典

北方領土・択捉島の地元紙「赤い灯台」テレグラムに、大祖国戦争勝利80周年を記念して、ロシア国内の国境検問所を巡る「勝利リレー2025」が国後島と色丹島、小クリル列島のゼレョ―ヌイ島(志発島)、タンフィリエフ島(水晶島)を訪問したというニュースが出ていた。「日本人の目の前にある国境検問所での式典は、歴史を忘れてはならないという明白なヒントになったはずだ。刀を持ってやって来る者は、刀で死ぬことになる–。」と、書いている。

日本人は勝利のシンボルが小クリル列島(色丹島と歯舞群島のこと)の島々に持ち込まれた様子を自分の目で見ることができたはずだ。かつて、ビザなし交流で日の出ずる国(日本)に渡ったクリル諸島の住民は根室市の納沙布岬に連れて行かれた。そこでは、帰島する直前にロシア人を洗脳し、千島列島は実は日本の領土であるという考えを植え付けようとした。

主催者が「対話集会」と名付けた退屈な2時間のイベントで、国後島、色丹島、択捉島の3つのロシアの島の住民はあからさまにあくびをしたが、礼を失することはなかった。「みなさん、温かい歓迎をどうもありがとうございます。でももう行かなければなりません。船が待っていますし、知り合いもお土産を持って待っていますから」といった具合だ。

「対話集会」が終わった後、クリルの代表団は納沙布の展望台に案内された。主催者は日本中から人々がここに来ていると熱心に語った。結局、展望台で最も人気があったのは、かなり倍率の高い固定式望遠鏡だった(クリリスク=択捉島・紗那=のクネクネ階段近くの展望台にもほぼ同じものが設置されるはずだったが、今のところそれは実現していない)。望遠鏡の近くには列ができており、望遠鏡をのぞき込んだ日本人は、どうやら、近いけれど近づきがたい「北方領土」を夢見ていたようだ。

望遠鏡は、日本人が「ハボマイ」と呼ぶ島々に正確に向けられていた。そして「勝利リレー」のシンボルは、まさにその島々の国境検問所に運ばれたのだ。(択捉島の地元紙「赤い灯台」テレグラム)2025/3/19)

Общественно-политическая газета "Красный маяк"
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