北方領土の歯舞群島・勇留島近くの無名2島に命名 ロシア首相命令

歯舞群島の話題

小クリル列島(色丹島と歯舞群島)にある無名の2つの島が、日本正教会の創始者であるニコライ・カサトキン司教と、東シベリア総督ムラヴィヨフ=アムールスキー伯爵の同僚で極東の発展と先住民族の教育に尽力したインノケンティ・ヴェニアミノフ司教にちなんで命名された。タス通信によると、ロシアのミハイル・ミシュスチン首相の命令が公式法律情報ウェブサイトに掲載された。2つの島の総面積は約2.2ヘクタール。

島に名前を付ける取り組みは、サハリン州の公的財団「サハリン文化財団」によって開始された。サハリン州議会によると、この計画はロシア地理学会サハリン支部の承認を得て、モスクワ総主教区ロシア正教会ユジノサハリンスク・クリル教区と調整された。

ニコライ・カサトキンはロシア正教会の主教であり、ロシア・日本研究の創始者、民族学者でもあった。聖インノケンティ・ヴェニアミノフは、カムチャツカ半島、クリル諸島(千島列島)、ヤクート、アムール川流域、そして北アメリカにおける最初の正教会主教であった。(sovsakh.ru 2025/10/19)

2つの無名の島は北方領土・歯舞群島の勇留島近く(astv.ru 2025/2/5)

サハリン州議会の広報によると、「ニコライ・カサトキン」という名前が付けられた島は北緯43°25.16’、東経146°05.55に位置する。歯舞群島・勇留島の近くの島でだ面積は約0.71ヘクタール。2016年8月から9月にかけて、探検隊によって調査された。

「イノケンティ・ヴェニアミノフ」と命名された島は同じく勇留苫近くの東に位置する。座標は北緯43度25.2分、東経146度05.7分。)この島の面積は 1.47 ヘクタール。

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