世界で最も美しく、そして最もアクセスが難しい灯台のひとつと言われるサハリン南部のアニワ灯台(※樺太時代に日本が建てた中知床岬灯台)が20日から立ち入り禁止となる。
まもなく改修工事が始まり、11月中旬までに復元される予定。改修工事では、歴史的建造物の構造の強度を高めるために最新の技術が使用され、灯台を当初の姿に戻すことも計画されている。
さらに建物内には、日本とソ連の統治時代のアニワ灯台の歴史や当時の生活を学べる博物館が併設される。
サハリン州政府のアルテム・ラザレフ観光大臣は「アニワ灯台を国防省から州に所有権を譲渡するというリマレンコ知事のイニシアチブによって、ついに主要な観光スポットの保存に向けた取り組みを開始することができる。灯台へのアクセス制限は、訪れる観光客の安全を確保するための重要な措置。ツアーオペレーターは、水上から灯台を鑑賞したり、上陸してパノラマ写真を撮ったりする新しい形式でのツアーを企画することを勧める」とコメントしている。(サハリン・メディア2024/5/14)
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