ウラジオストクの住民たちが第二次大戦終結75周年を記念して、2007年に廃止されたサハリン南部のアニワ灯台に再び灯りをともした。
灯台は1939年、日本人設計者の三浦忍の作品(※歯舞群島の貝殻島灯台も設計した)。アニワ岬(中知床岬)のシブチャと呼ばれる岩の上に建つ。
1945年8月、ソ連が南サハリンを取り戻した後、軍が管理・使用していた。当時はディーゼル燃料を使っていたが1990年代には原子力電池(ラジオアイソトープ熱発電機)が使われた。
高さ31mあり、内部は1階がキッチンと食品倉庫、2階は無線室、制御室、3-5階には12人収容の部屋があった。軍は2006年に使用停止、機器や発電機を取り外した。最近はインスタ映えする灯台として観光客に人気だ。(サハリン・インフォ2020/9/3)
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