




北海道庁根室支庁の公文書「千島及離島ソ連軍進駐状況綴」は、1945年(昭和20年)8
月から9月にかけて、旧ソ連軍が北方四島に侵攻した際、択捉島、国後島、色丹島の村
長からソ連軍上陸の緊迫した状況を伝え、指示を仰ぐ電報や、命からがら脱出した島民
からの聴き取りを収めた唯一の公文書である。
文書数は国後島37点、択捉島17点、色丹島8点、 歯舞群島7点、北千島1点、その
他2点(全体に関わるもの)を合わせ全部で72点。このうち電報 は20通で、内訳は国後島
集録されている文書の作成日時はソ連軍侵攻前の1945年(昭和20年)8月17日から、最
後は1946年(昭和21年)7月4日付である。
1992年(平成4年)に根室支庁から北海道立文書館(札幌市)に引き渡され、永年保存
されている。
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