ロシア首相「日本センター」の活動に関する覚書の破棄を命じる

日ロ関係

ロシア政府は、ロシア国内で人材育成などに対する支援を行ってきた「日本センター」の活動に関する日露二国間文書を破棄した。ロシアのミハイル・ミシュスチン首相の命令が、公式の法律情報ポータルに掲載された。

破棄された文書は2000 年 9 月に東京で、2003 年 6 月にウラジオストクで署名された覚書で、ロシア国内における「日本センター」の設立と活動を規定していた。

この決定はロシア外務省の提案によりなされたものであり、同省は日本側に覚書の終了を通知するよう指示された。

「日本センター」は2000年にロシアに設立された。この組織はロシアの専門家の育成に携わっており、セミナーや講義の開催、ロシア連邦の国民経済のための人材育成の支援、日本でのインターンシップの機会の提供、日本語講座の開催などを行っていた。

センターの活動は、ロシアの日本大使館を通じて日本政府から資金提供を受けていた。この組織は、モスクワ(モスクワ国立大学の敷地内)に本部があり、サンクトペテルブルク、ニジニ・ノヴゴロド、ハバロフスク、ウラジオストク、サハリンに支部がある。(サハリン・メディア2025/1/18)

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