パラムシル島「燃料供給は危機的状況」津波で燃料タンクとポンプ場が被害

千島列島

大地震と津波に見舞われた北千島パラムシル島で、サハリン州政府の専門家グループがインフラの被害状況調査を継続している。

グループの一員であるサハリン州エネルギー副大臣のイリヤ・コロスコフ氏によると、市営ディーゼル発電所と送電網設備は大きな被害を受けておらず、引き続き機能しているとしながら、いくつかの問題を指摘している。

コロスコフ副大臣は「学校に電力を供給している変電所の1つが緊急事態に陥っており、変電所の交換が決定されました。島の燃料供給状況は危機的状況にあります。津波により、ディーゼル燃料受入タンクとポンプ場が被害を受けました。これらの施設は島にとって極めて重要です」と述べた。

島には、津波で漁業設備が大きな被害を受けたため、漁業の電力需要増加率にもよるが、3~4か月分のディーゼル燃料が備蓄されているという。

コロスコフ副大臣は、同省が緊急の燃料供給計画を策定し、北クリル地区行政府と協力して新たなインフラの設計・建設に着手していると語った。島への電力供給を途切れさせないことが課題だ。(astv.ru 2025/8/3)

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