パラムシル島 従業員240人「アライド」水産加工場の被害甚大 120トン以上のサケとホタテ流失 電気設備停止、操業再開見通せず 

千島列島

北千島を襲った津波による被害が最も大きかったのは、パラムシル島セベロクリリスクにある「アライド」水産加工場で、ベルトコンベアが破壊され、すべての電気設備が機能停止に陥り、塩分を含んだ海水の影響で復旧が困難な状況にある。

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アライドでは約240人が働いている。北クリル地区のアレクサンドル・オブシャニコフ市長は「現在、工場は困難な状況にあります。津波後、工場は機能を停止しており、近い将来も操業を継続することはできないでしょう」と述べている。

津波によりすべての電気設備が故障し、変電所、冷蔵設備、コンベアベルトも破壊された。木工作業場、漁網縫製部門、燃料・潤滑油倉庫、クレーン、トラックなども被害を受けた。

「津波はサケ120トンとホタテ1トンも流しました。8月3日夕方まで、チームは瓦礫の撤去作業を継続しました」と、市長はは強調した。

被害の程度は、調査結果と損失額の算出に基づいて確定する。工場の復旧時期も、その時点で判明する。島々では有感地震が続いている。(astv.ru 20205/8/4)

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