北千島シュムシュ島(占守島)で、軍事愛国ルート「シュムシュ島の道」環状道路の建設工事が90%完了した。サハリン州観光省によると、現在までに16基の説明板と19基の案内表示柱が設置された。全ての工事はクリル上陸作戦80周年を記念する式典がお行われる8月18日までに完了する予定。

説明板には天然花崗岩が使用され、耐候性に優れている。そ各説明板の重量は少なくとも800kg、案内表示柱の重量は1トンを超える。
サハリン州観光省観光局長のオルガ・イワノワ氏は「シュムシュ島の道ルートを巡る旅行者は、単なる観光旅行ではなく、歴史に深く浸り、そこで起こった出来事の役割に対する愛国心を持つことができる」と述べた。
周遊ルートでは、ソ連軍上陸部隊の上陸地点や、象徴的な戦闘地である171高地や隣接する165高地を含む軍事戦闘の跡地を訪れる。171高地はニコライ・ヴィルコフ兵曹とピョートル・イリイチェフ水兵が日本軍のトーチカの銃眼を体で覆った場所だ。
ルートの全長は52キロメートルで、最終的には説明板20基と案内表示ポール20基を設置する予定。(サハリン・メディア2025/8/12)
