占守島の戦いから80年 プーチン大統領がメッセージ「連合国としての義務を果たし、千島列島を解放した」

千島列島

8月18日は第二次世界大戦の決定的な戦いとなったクリル(千島列島)上陸作戦開始からちょうど80年にあたる。この日、シュムシュ島(占守島)では重要な出来事を語り継ぐための愛国的な行事が開催され、ロシア連邦大統領府第一副長官のセルゲイ・キリエンコ氏がプーチン大統領からのメッセージを読み上げた。

親愛なる友人の皆様、クリル(千島列島)上陸作戦、軍国主義日本に対する勝利、そして第二次世界大戦終結80周年を記念する式典の開会にあたり、皆様にご挨拶申し上げます。我が国はナチズムの打倒に決定的な貢献を果たし、大祖国戦争の勝利の後、連合国としての義務を完全に果たしました。我が国軍の迅速な行動は、極東における戦略状況を根本的に変え、日本の降伏を不可避なものとし、中国、朝鮮、そして東南アジア諸国の人々を絶滅と奴隷化の脅威から解放する上で大きな役割を果たしました。第二次世界大戦における最後の、そして真に運命的な戦いの一つは、シュムシュ島上陸作戦における日本軍の大部隊の壊滅と、ソ連軍によるクリル諸島の解放でした。クリル上陸作戦に参加した赤軍と海軍の兵士たちの比類なき勇気と勇敢さは、私たちの記憶に永遠に刻まれるでしょう。人々よ。本日、ここシュムシュ島において、戦死した英雄たちの遺骨の埋葬式、礎石の設置、そして第一段階として軍事歴史記念碑の建立、そしてシュムシュ上陸作戦の歴史的再現が行われました。勝利者たちの偉業は、私たちにとって常に励みとなる模範であり、偉大な道徳的指針となるでしょう。そして、本日の式典が、歴史的連続性の維持と若者の愛国心育成に役立つことを確信しています。

クリル上陸作戦は世界史における重要な一ページとなった。80年前の8月18日、ソ連軍の空挺部隊がクリル諸島を日本軍から解放することを目指し、シュムシュ島に上陸した。敵軍は島の強固な要塞地帯に部隊を配置し、数百門の大砲、トーチカ、掩蔽壕を地下道で繋いだ。赤軍部隊は軽火器でシュムシュ島を襲撃し、数で10倍も優勢だった敵を撃破した。(sakh.online 2025/8/18)

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