対日戦勝80周年記念式典が行われた北千島・占守島 機材や資材の撤去作業完了

千島列島

対日戦勝80周年を祝う記念行事の開催やメモリアル施設が建設された北千島シュムシュ島(占守島)では後片付けが行われていたが、21日に最後の貨物が運び出された。撤去作業には1カ月余りを要した。

サハリン州運輸省によると、一連の式典、施設建設のために1,300トン以上の資材、220トンの燃料、42台の機材、11台の車両、そしてイベント運営に携わった1,100人以上の関係者が島に搬送された。ロシア太平洋艦隊の艦艇やバージ船など9隻の船舶が貨物輸送に使用され、来島者は主にヘリコプターで40回以上輸送された。

貨物は今年4月から輸送を開始。シュムシュ島には埠頭や波止場がないため、特別な船舶が設備のない海岸への荷降ろしに使用された。

7月1日には、戦死したソ連兵の遺体発掘調査が始まり、発見された遺骨は丁重に再埋葬され、武器や遺品は8月に現地にオープンした野外博物館の展示物に加えられた。(sakh.online 2025/9/22)

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