北千島・占守島にクリル上陸作戦を記念する野外博物館の開設を発表 ロシア副首相 

千島列島

「私はプーチン大統領からシュムシュ島(占守島)に博物館を建設する可能性を検討するよう指示を受けた」–。

ロシア連邦副首相で極東連邦管区大統領全権代表のユーリー・トルトネフ氏が、ウラジオストクでの東方経済フォーラム後の記者会見で、第二次世界大戦最後の軍事作戦であるクリル上陸作戦(北方四島を含む千島列島占領作戦)を記念する博物館を北クリル(北千島)シュムシュ島に開設すると発表した。

副首相は「大祖国戦争の最後の軍事作戦である上陸作戦を記念してシュムシュ島に博物館を建設する可能性に関する調査を実施する。これにたいした金はかからない。博物館が実現するよう努力する」と語った。

副首相によると、プロジェクトを実行するには、島内に散らばって打ち捨てられている戦車(※日本軍の戦車)を収集し、道路を敷き、ツアーガイドを見つけ、交通手段(電気自動車)を提供する必要があるという。

プーチン大統領は東方経済フォーラムの全体会議での演説で、極東に新しい博物館を創設することを発表し、クリル上陸作戦の記憶を永続させるよう指示した。

同フォーラムでは、クリル諸島の美しさと歴史的価値に関する映画が上映されたが、それは特に、第二次世界大戦の最後の戦闘地点となったシュムシュ島に焦点があてられていた。(sakh.online 2024/9/7)

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