北千島・神秘の火山島を描いたドキュメンタリーがグランプリ「極東–冒険の地」コンクール

千島列島北部にあるオネコタン島(温禰古丹島)のクレニツィン火山(黒石山1324m)へのユニークな探検を描いた映画が「極東 – 冒険の地」コンクールのグランプリを獲得した。作者であるイリヤ・ボルシャコフさんは 300 万ルーブルの賞金を獲得した。

サハリン州のアルチョム・ラザレフ観光大臣は「やったぞ。グランプリは我々のものだ！クリル諸島は我々のものだ！コンクールに参加してくれた皆さんに感謝する！」とSNSで歓喜した。

この映画は、イリヤ・ボルシャコフさんが率いる地質学者と火山学者のチームによる 26 日間の探検を描いている。参加者は火口にたどり着くまでにコリツェヴォエ湖(幽仙湖、深さ264m極東で最も深いカルデラ湖)の氷のような水を5kmも越えた。イリヤさんは湖で泳ぎ水温を体験した。

「火口には驚きがありました。火口の中央に小さな湖があったのです。海の真ん中にそびえる別の火山のカルデラの湖からできた火口の湖です」とイリヤさんは語った。

「極東 – 冒険の地」コンテストは、極東連邦管区大統領全権代表ユーリ・トルトネフ副首相の支援を受け、ロシア極東開発省と極東北極圏開発公社の参加を得て開催されている。クレニツィン火山に関する映画の優勝は、研究者や旅行者にとって極東の自然のユニークさと魅力を改めて強調している。(astv.ru 2025/3/5)