北千島・占守島 対日戦勝80周年イベントに向けてキャンプ場建設地や輸送ルート検討

千島列島

北千島シュムシュ島(占守島)では、軍事史跡複合施設の建設工事が続いている。サハリン州のセルゲイ・バイダコフ第一副知事が現地を訪れ、北クリル地区のアレクサンダー・オブシャニコフ市長や、シュムシュ島軍事愛国キャンプの学芸員アレクサンドル・グリンベルグ氏をはじめとする作業部会の専門家らと共に、遺骨収集活動や軍事作戦の再現プログラムに参加する人々のキャンプ設置場所を選定作業を行っている。

キャンプの建設地として2つの場所が検討されている。1つは海上船舶が停泊しているバイコヴォ村南部、もう1つは「171高地」として知られる島の北部である。このエリアでは、クリル上陸作戦(※占守島の戦い)の再現が行われる予定だ。

作業部会はまた、キャンプへの物資輸送ルートについても決定する。計画には、セベロクリリスクの住民との面会や、ロシア文化省代表団による島視察が含まれている。次回の視察では、専門家らが軍事史記念碑群の設置場所を決定する予定だ。(sakh.online 2025/5/13)

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