北千島のシュムシュ島(占守島)に残る旧日本軍の戦車は修復や塗装を行わず、発見された場所で現状のまま保存されることになった。来場者の便宜を図るため、戦車の下には専用のプラットフォームが設置され、周囲には訪問者のための快適なエリアが設けられる。
地上と上空から調査を行った現代史センター所長のイヴァン・アノーヒン氏は「私たちのグループは、ロシア軍事歴史協会と共に、数ヶ月間この島に滞在します。(戦車などの)装備品の保存に加え、地形図や航空写真の撮影など、多くの技術的課題を解決する必要があります。得られた資料は、島のインタラクティブマップを作成するための基礎となります。そのためには、アーカイブ文書や歴史資料の調査が必要になります」と、今後の作業について説明した。(sakh.online 2025/5/26)