1945年8月の千島上陸作戦で亡くなった解放者兵士を追悼する献花式典が北千島シュムシュ島の解放者慰霊碑で行われた。第二次世界大戦に終止符を打ったソ連と軍国主義日本との最後の大規模な戦闘で、赤軍はシュムシュ島の要塞地帯に駐留していた優勢な敵軍を英雄的に打ち破った。
サハリン州のセルゲイ・バイダコフ第一副知事は「大勝利80周年の年に、私たちは南サハリンとクリル諸島の解放も祝います。シュムシュ島は、ソ連兵の勇気、不屈の精神、そして自己犠牲の象徴となりました。クリル上陸作戦における最も激しい戦闘はここで行われました。軍国主義的な日本から我々の土地を解放するために命を捧げた兵士の記憶は、サハリンとクリル諸島の住民のあらゆる世代にとって神聖なものです。英雄たちの偉業は、真の愛国心と祖国愛の模範として永遠に刻まれ、現在、特別軍事作戦においてロシアの国益を守っている同胞にとっての指針となるでしょう」と述べた。
献花式には、サハリン州連邦検察局長イヴァン・テレンチェフ氏、同州検察官ヴャチェスラフ・シャイベコフ氏、同州FSB局長アレクサンダー・フィロネンコフ氏、同州FSB国境局長イゴール・ユヴジェンコ氏も出席した。
テレンチェフ連邦検察局長は「シュムシュ島は、1945年8月、ソ連兵が比類なき勇気と自己犠牲を示した場所。千島上陸作戦の血なまぐさい戦いにおいて、極東の運命はここで決まった。我が軍人・水兵たちは、自らの命を犠牲にして、我らの地を軍国主義的な日本から解放するという使命を果たした。プーチン大統領は、大祖国戦争と第二次世界大戦の真実、そして祖先の偉業を厳重に守るという任務を課しました」と語った。
シュムシュ島では今夏、大統領の指示により、祖国を守るために命を落とした人々の記憶を永遠に留めるための行事が開催される。(astv.ru 20205/6/11)

