カムチャツカ半島で千島上陸作戦参加者の墓を発見 軍墓地として認定へ

千島列島
占守島に上陸する直前のソ連兵たち

千島列島上陸作戦に参加したソ連兵ニコライ・スコピンツェフの墓がペトロパブロフスク・カムチャツキーで発見された。埋葬地は軍墓地として認定される予定だ。

ロシア連邦保安庁(FSB)の地方支部によると、ニコライ・スコピンツェフは千島列島上陸部隊の先遣隊の一員としてシュムシュ島への攻撃に参加した。UNKGBの破壊工作部隊は、日本軍の通信回線、通信施設、武器弾薬庫の破壊を任務としていた。UNKGBの戦闘員は国境警備隊や海兵隊と共にシュムシュ島の「マヤック(灯台)高地」をめぐる戦闘に参加した。戦闘中、ニコライ・スコピンツェフは致命傷を負い、1945年8月24日、ペトロパブロフスク・カムチャツキーの海軍病院で亡くなり、現在のバタレイナヤ通り付近の墓地に埋葬された。

スコピンツェフの親族が本土へ移り住んだため、墓の存在は忘れられた。ロシア連邦保安庁の職員が埋葬地を発見し、軍人墓地として認定する手続きを開始した。書類は既にペトロパブロフスク・カムチャツキー市管区とカムチャツカ地方軍事委員部で必要な承認を受けており、登録のためロシア連邦国防省に送付されている。(astv.ru 2025/6/11)

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