サハリン州水産省は北クリル諸島(北千島)でカラフトマスの遡上が始まったと報告した。太平洋サケ漁開始以来、約430トンのカラフトマスが漁獲されている。サハリン州政府の「手頃な価格の魚」プログラムの一環として、パラムシル島セベロクリリスクの漁業会社「グラニス」社と「アライド」社は、住民に2.5トンのカラフトマスを無料配布した。
同州のイヴァン・ラドチェンコ漁業大臣は「セベロクリリスクの漁業企業の協力のおかげで、パラムシル島の住民は新鮮な魚を入手できます」と強調。セベロクリリスクの住民エレナ・ザハロワさんは「住民への配慮が行き届いており、このようなプログラムを与えてくださった水産業、そしてリマレンコ知事に感謝します」と述べた。(sakh.online 2025/7/2)