国後島の元副市長 損害賠償1億ルーブル、名誉棄損でサハリンの新聞社を訴えるも敗訴

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きわどいビデオや刑事事件で有名になった南クリル地区の元副市長のエリザベータ・アンドレーエワ氏は、新聞「ソベツキー・サハリン」を相手取り1億ルーブルの訴訟を起こした。掲載された記事が名誉、尊厳、ビジネス上の評判を傷つけたと主張した。

ソベツキー・サハリンによると、問題は卒業証書の偽造を含むアンドレーエワ氏に対する刑事事件の捜査の詳細を暴露した記事に関するものだった。元副市長は報道によって精神的苦痛を受け、どこにも就職できなくなったと訴えた。

ロシアのメディアが損害賠償としてこれほどの金額を要求されたことはなかったと、同紙は報じている。

現在ホルムスク在住のアンドレーエワ氏は、南クリル地区で副市長と第一副市長を務め、公務員としてのキャリアをスタートさせた。しかし、知事とのビデオ会議中に起きた恥ずかしい出来事により、メディアの注目を集めることになった。国後島の元市長ヴャチェスラフ・ヴラセンコ氏が隣に座っていたアンドレーエワ氏の膝をなでた映像は、チャンネル 1 の番組「イブニング・ウルガント」でも放映された。

その後、アンドレーエワ氏に対して権力濫用で刑事訴訟が起こされた。しばらくして、オハ市の副市長に就任したが、そこでも長くは勤められなかった。捜査の結果、アンドレーエワ氏のサンクトペテルブルク国立大学の卒業証書が「偽物」であることが判明したためだ。

裁判所は、アンドレーエワ氏のソビエツキー・サハリンに対する請求を認めなかった。現在、この元副市長は裁判所命令により、ソビエツキー・サハリンに訴訟費用を賠償しなければならない。(astv.ru 2025/2/7)

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