発展する国後島、色丹島 2019年以降38棟824戸のアパート建設 

国後島の話題
国後島・古釜布

国後島と色丹島、歯舞群島を管轄する南クリル地区のパベル・ゴミレフスキー市長は、ユジノクリリスク(古釜布)の都市型集落における国家プロジェクト「生活のためのインフラ」の一環として、サハリン州政府の支援を得て、住宅、医療、交通インフラ、教育、文化の建設が継続されると述べた。

2024年には、市街地の中庭の改修、住宅のファサードの修復、道路の舗装など多くの作業が完了した。色丹島クラボザボツコエ村(穴澗)に110人の子供のための幼稚園、国後島ゴロブニノ村(泊)に幼稚園と中等学校が併設された複合施設が開設された。

メンデレーエフ空港では、滑走路のスラブが交換され、照明システムが更新された。高照度ライトに交換されたことで安全な着陸進入が保証され、飛行の規則性が高まる。

今年1月21日にはオトラダ村(近布内)に新しい診療所がオープンした。下水処理施設の建設作業も続いており、ユジノクリリスクのミラ、ポグラニチナヤ、ザヴォツカヤ、オストロヴナヤ、ドルジビの各通りに下水道網が敷設された。

ユジノクリリスクから13キロ圏内の別荘村の電化工事の予算が承認され、2025年末までに完成予定だ。また、国後島の歴史博物館と美術学校を併設する文化開発センターの建設も継続中。ユジノクリリスク-オトラダ高速道路の舗装工事も続いている。

南クリル地区では、老朽化した危険住宅から新しい快適な住宅に再定住させる大規模な工事が続いている。2019年以降、色丹島では24棟508戸のアパート、国後島では14棟316戸のアパートを建設した。(国後島の地元紙「国境にて」2025/1/23)

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