農業への関心薄い国後島 古釜布の農業見本市、出店少なく40分で品切れ

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北方領土・国後島ユジノクリリスク(古釜布)の地区中央広場を会場に、秋の農業見本市が開かれた。

農業労働者の日に開催予定だったが悪天候で延期となったため、この日参加した農家や起業家はごくわずかで、乳製品やジャガイモ、キャベツ、ズッキーニ、キュウリなどの野菜は約40分で品切れに。

イチゴやトマトを買えたのは最前列で並んだ人だけだった。この状況は島民が農業や園芸に従事することに関心がなく、サハリンやウラジオストクから持ち込まれる野菜に頼り切っていることを物語っている。

ある島民は「そのうち日本のビジネスマンが国後に温室を建設し、私たちは一年中イチゴやトマトを食べられるようになるだろう」と自嘲気味に笑った。(サハリン・インフォ2018/10/20)

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