南クリル市管区(国後島、色丹島、歯舞群島)の内務局長を務めていたヴィクトル・ファルバチュク大佐が4月2日退役した。40年近く内務畑で勤務し、数多くの表彰を受け、南クリル諸島における法と秩序の確保に大きく貢献してきた。
ファルバチュク氏は1968年1月12日にウクライナのチェルニウツィー市で生まれた。軍人としてキャリアをスタートし、高等砲兵学校を卒業。その後現代人道アカデミーを卒業した。 1994年、内務省での奉仕に人生を捧げることを決意し、南クリル地区の刑事捜査部門で刑事としてキャリアをスタートした。色丹島のクラボザボツコエ村(穴澗)でも勤務した。2011年6月28日、ロシア内務省南クリル都市地区担当部門の責任者に任命され、高い専門的資質とリーダーシップを発揮し、積極的に犯罪と闘い、公共の秩序を確保し続けた。
2025年春に内務機関での勤務を終え、勇退することを決めた。同僚や地域の指導者たちは、彼のプロ意識、責任感、奉仕への献身を指摘し、国民の安全確保への貢献を高く評価した。後任はまだ決まっていない。
ファルバチュク氏には3人の子供がいる。2人の娘マリア(本土在住、医師)、アンナ(女子学生)、そして息子のピョートル(父親の跡を継ぎ、捜査員として働いている)だ。引退後は家族のために時間を割くつもりだが、同時に、この地域を離れるつもりはない。この島が自分の故郷だと考えているからだ。(kurilnews.ru 2025/4/2)
国後島 ファルバチュク警察署長が勇退
