国後島で花咲ガニを密漁していたロシア軍の兵士2人が国境警備隊に拘束され、罰金を科せられた。クリル駐屯軍軍事裁判所によると、2人は10月23日、国後島レモントヌイ岬(キナカイ崎)近くのコスモデミャンスカヤ湾で花咲ガニを密漁していた。
兵士の1人はヘッドランプをつけて32匹の花咲ガニを捕獲。そのうち3分の2は捕獲が禁止されているメスだった。兵士は調理して食べたかったと供述したが、豪華な夕食は6,610ルーブル80コペイカの罰金に変わった。
もう1人の兵士は懐中電灯で14匹の花咲ガニを密漁した。うち9匹はメスだった。この兵士は3,112ルーブル20コペイカの罰金を科せられた。
どちらの事件でも裁判所は漁具を没収しなかった。おそらく、兵士らが罪を認め、悪質な密猟者ではなかったためとみられる。(sakh.online 2024/12/23)