国後島の南クリル地方裁判所は、水中作業中に死亡した男性の妻に300万ルーブルの賠償金を支払うよう雇用主に命じた。サハリン州検察庁の広報によると、事件は2024年5月10日に発生した。ある企業の従業員が、必要な事前訓練と実習を受けずに、欠陥のある潜水服を着用して水中作業を開始した。雇用主はまた、従業員が水中にいた時間、適切な監視をしていなかった。これらの違反が重なり、ダイバーは職務遂行現場で死亡した。
捜査の結果、事故の原因は労働安全基準の重大な違反であることが判明した。作業手順の違反、責任者による管理の欠如、そして設備の欠陥だった。検察庁は、故人の未亡人の利益を守るために訴訟を起こした。裁判所は訴えを正当と判断し、会社に精神的損害賠償の支払いを命じた。(astv.ru 2025/6/9)