国後島・古釜布 博物館や芸術学校が入る「文化開発センター」完成間近

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国後島ユジノクリリスク(古釜布)で建設中の近代的な文化開発センターの完成が近づいている。工事の85%以上が完了し、現在セキュリティと電気システムの設置、内装仕上げが行われている。

同センターには100人の生徒が通う子供芸術学校と、1日40人の来場者が利用できる古代史と現代史の体験型ルームを備えた郷土史博物館が併設される。サハリン州建設省は「新しい施設は国後島の住民と観光客にとっての拠点となるだろう。このような近代的な文化空間の創出は、サハリン州全島の社会インフラ整備に特に注力しているリマレンコ知事にとって重要な課題の一つです」と話している。(sakh.online 2025/9/19)

「文化開発センター」には郷土博物館と子供芸術学校が入る。クリル諸島社会経済発展プログラムに基づき整備されるもので、建設費の約5億8,210万ルーブル(2022年時点)はサハリン州の予算で賄われる。敷地面積は3,000㎡。建物は2階建で、郷土博物館と子供芸術学校、図書館が入る予定だ。子供芸術学校には100席のホールを整備するほか、郷土博物館には5つの展示ホールと100㎡の収蔵室を設ける。2026年3月完成予定。(南クリル地区行政府テレグラム2025/6/30)

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