南クリル地区を実務訪問中のリマレンコ知事は国後島ユジノクリリスク(古釜布)の集合住宅の中庭と地下室の大規模改修工事の進捗状況を視察した。
レット・ヴルクスム通り60番地の3号棟と7号棟では中庭の大規模改修工事が完成に近づいている。建設業者が新しい舗装を設置し、排水システムを更新した。さらに5棟の中庭の工事が本格化している。請負業者は既に解体工事と掘削工事、コンクリート構造物の設置、照明システムの改修を完了している。

知事は「ユジノクリリスクは変化しています。重要なのは、公共設備の改修から周辺地域の景観整備まで、工事が包括的に行われていることです。特に重要なのは、現状の問題への対応だけでなく、地区の公共インフラの長期的な発展に向けた基盤も構築されていることです。請負業者は多くのプロジェクトで予定を前倒しで進めています。住民の皆さんがこの冬、自宅と庭に大きな変化を実感していただくことが目標です」と強調した。

中庭の改修に加え、ユジノクリリスクでは長年の懸案であった地下室の防水工事にも取り組んでいる。工事に必要な特殊資材はすでに発注済みで、一部は納入済み。特殊機材を備えた修理チームが間もなく到着する。まず、専門家チームがミラ通り9A号棟と11A号棟の地下室の床防水工事と設備交換を開始する。
地下室の修復工事は、サハリン州における集合住宅改修計画の一環。漏水だけでなく、老朽化した水道管の交換、信頼性の高い防水工事、雨水排水システムの修復を行い、建物の寿命を大幅に延ばし、居住性を向上させるのが目的だ。(astv.ru 20205/11/7)




