サハリン州のリマレンコ知事は国後島への実務訪問中に、ユジノクリリスク(古釜布)の下水処理施設の建設状況を視察した。給水・下水処理システムの再建は、2023年から州政府の支援を受けて進められている。
知事は「クリル諸島に近代的な下水処理施設が設置されます。この重要なインフラ施設の建設はほぼ完了しており、来年5月に稼働開始予定です。住民には質の高い公共サービスが提供されます」と強調した。

工事の進捗率は76%。同地区には、生活排水を処理する2つの処理施設が設置された。機械式処理施設、余剰活性汚泥槽、下水ポンプ場の設置も完了し、施設は電力網に接続されている。さらに、5.9kmの主要下水管も敷設された。
稼働開始後、施設の処理能力は大幅に向上し、1日あたり最大1,500立方メートルの排水を処理できるようになる。南クリル地区のパベル・ゴミレフスキー市長は「新しい処理施設は不可欠です。地区の整備が進められており、文化開発センターの開設準備も進められています。学校、病院、住宅が近代的な処理施設に接続される予定です」と述べている。
ユジノクリリスクの公共インフラ改修の一環として、雨水下水道も設置される。村内管路と下水マンホールの設置も始まっている。(astv.ru 2025/11/7)




