北方領土・国後島で冬を越すタンチョウのつがいから、新年のメッセージ

国後島の話題

北方領土・国後島で冬を越すタンチョウのつがいから、新年のメッセージ。その鳴き声は何を語っているのだろう

国後島のペシャノエ湖(東沸湖)とセルノヴォドカ川(東沸川)の周辺に生息するタンチョウの家族が、国後島で4回目の新年を迎える。

国後島に生息するこの希少な鳥は冬になると、隣の北海道に飛んでいく。2017年に雌のベラヤに足環を付けたところ、根室地方の別海町と標津町の周辺で確認された。(2017年~2020年の冬のモニタリング)。

最新のデータによると、国後島には7組のつがいが生息している。2021年の冬から、タンチョウのつがいの1組がペシャノエ湖周辺で越冬していることがわかった。

タンチョウは島でどのように冬を過ごすのだろう?

タンチョウは悪天候から身を守るためのシェルターを建てない。冬を生き延びるために欠かせない条件が 1 つある。それは、水域や小川の凍結していない部分があり、そこから餌を得られることだ。

「何か食べるものがあれば、鳥は寒さによく耐えます」と、クリル自然保護区の鳥類学者セルゲイ・ステファノフ氏は説明する。「タンチョウは水域の凍結していない部分の近くに集まり、眠っているカエル、昆虫、その他の無脊椎動物などを食べます。保護区のスタッフが 2016 年からセルノヴォツキー地峡で冬の間シマフクロウに餌を与える活動を始めて以来、鳥の餌箱から魚がタンチョウにも届くようになりました。おそらく、セルノヴォツキーのタンチョウが国後島で越冬するのはそのためでしょう」(クリル自然保護区vk.comより)

Японские журавли. Зима на Кунашире

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