11月12日「シジュウカラの日」クリル自然保護区が環境教室開催 国後島の子供たちが小鳥の生態や餌のやり方を学ぶ

国後島の話題
南クリル諸島のシジュウカラの一種ハシブトガラ(Poecile palustris)。 野生のアジサイの実を食べている

ロシアの11月12日は「シジュウカラの日」(日本では語呂合わせて4月10日のようだ)–。北方領土・国後島のクリル自然保護区では、この日にちなんで鳥について学ぶ環境教室を開催した。

この時期はロシアのほとんどの地域で雪が降るため、すべての動物が餌を見つけるのが難しくなる。小鳥は代謝が速く、常にエネルギーを補給する必要があるため、時間内に餌を見つけることが不可欠だ。シジュウカラの日は、小鳥が助けを必要としていることをすべての国民に思い出させる日でもある。

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の南クリル中等学校の低学年クラスで、鳥の餌箱や人工巣の作り方教室が開かれた。子供たちは南クリル諸島で冬を越す鳥、南に飛ぶ鳥、冬だけここに飛んでくる鳥について学んだ。

また、国後島ゴロブニノ村(泊)のゴロヴニンスカヤ中等学校でも、冬季間の鳥の餌やりと希少種に関する授業を行った。ゴロヴニノ村は、国後島の水辺の鳥にとって最も重要な場所の 1 つであるヴェスロフスキー半島(ケラムイ崎)の近くに位置する。多くの種が営巣し、渡りの途中で羽を休める。(クリル自然保護区ウエブサイト2024/11/12)

保護区の餌箱は大賑わい。スズメ(Passer montanus)
南クリル諸島のシジュウカラの一種、ヒガラ (Periparus ater)
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