サハリン人形劇団が国後島と色丹島で公演

国後島の話題

今年創立45周年を迎えるサハリン人形劇団は、数々の全国大会で優勝している。この人形劇団が国後島と色丹島を初めて訪れたのは2012年のことだ。クリル諸島における文化振興は、サハリン州政府の最重要課題の一つであり、離島を含む各地で公演できるよう助成金が増額された。

こうして、人形遣いたちは1週間にわたり、国後島と色丹島を訪問した。20人の俳優が2つのグループに分かれ、国後島と色丹島で子供向けの3つの作品「ソファで飛んだ」「おもしろレッスン」「豚の袋」を同時に上演した。

人形劇団の芸術監督アントニーナ・ドブロリュボワ氏は「これらの作品は家族で鑑賞できるように作られています。マロクリリスコエ(斜古丹)、クラボザボツコエ(穴澗)、そしてユジノクリリスク(国後島・古釜布)のコミュニティセンターでも、多くの小学生の観客が集まり、公演は大盛況でした。今後も南クリル諸島をもっと頻繁に訪れたいと思っています」と語った。(kurilnews.ru 2025/10/10)

色丹島の子供たちの感想(Shikotan Telegraph 2025/10/9)

私は11歳です。プロの俳優たちが私たちの小さな島に、興味深い公演を持って来てくれました。最初は面白くないだろうと思っていましたが、全く違いました。音楽の演奏中は、登場人物たちと一緒に歌ったり踊ったりしたくなりました。

最初は人形劇は子供向けだと思っていましたが、劇場に入った瞬間に驚きました。舞台装置が…とても美しかったです。屋根に雪が積もった家、美しい緑のモミの木、凍った湖。すべてがとてもリアルでした。

俳優たちの演技とプロ意識に感動しました。まさに音楽的な公演でした。役者たちは走り、飛び跳ね、踊り、歌いました。公演中ずっと笑顔が絶えませんでした。

この感動をもう一度味わいたい。私たちのことを忘れないで。また来てください。

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