南クリル地区(国後島、色丹島、歯舞群島)の歴代トップ

国後島の話題

 4月21日は地方自治の日。1945年9月17日、南サハリン州民政局が設立され、初代局長にはドミトリー・ニコラエヴィチ・クリュコフが任命された。民政局の職員は全員、中佐または大佐の階級を持つ元軍人だった。その後、各地区に2~3名の職員が配置され、現地に赴いて地区民政署を設立した。
 赤軍兵士による南クリル諸島(国後島、色丹島、小クリル列島=色丹島、歯舞群島)の占領は、1945年9月1日から4日までに行われた。1946年4月10日、南クリル諸島における日本の自治は廃止され、4月11日に元軍人14名からなるクナシル地区民政ソビエト政権が設立された。レヴォン・アナトリエヴィチ・バブハディヤ大尉が民政署の長官に任命された。
 ソビエト市民によるクリル諸島の開発において重要な出来事となったのは、1946年にすべての集落と島が改名されたことである。日本語とアイヌ語の名称を使用することは非常に不便で面倒なことだった。サハリン州民政長官ドミトリー・クリュコフは、すべての集落、島、湾、岬、湖の改名に尽力した。
 1947年、サハリン州と南クリル諸島の両方で民政局署が廃止された。南クリル地区の立法府は、1947年6月13日、南クリル地区人民代議員会議執行委員会の初会合で設立された。(kurilnews.ru 2025/4/21)

【南クリル地区の歴代行政トップ】

  1.  L. A. バブカディヤ 民政署長官1946年4月5日~1946年8月6日
  2.  A. S. ラプテフ 民政署長官兼執行委員会議長1946年~1947年
  3.  A. A. スミルノフ 執行委員会議長1947年~1949年
  4.  I. I. コシュシキン 執行委員会議長1950年
  5.  V. I. ニキテンコ 執行委員会議長1950年~1954年
  6.   E. S. ボガティレフ 執行委員会議長1954年~1959年
  7.  A. A. カラブト 執行委員会委員長1959年~1963年
  8.   V. A. オレネフ 執行委員会委員長1963年
  9.  V. D. ベロフ 執行委員会委員長1963年~1965年
  10.  L. M. メルニク 執行委員会委員長1965年~1973年
  11.  A. V. モロゾフ 執行委員会委員長1973年~1975年
  12.  P. M. ソルダトフ 執行委員会委員長1975年~1981年
  13.  E. V. ウドヴォフ 執行委員会委員長1981年~1985年
  14.  E. P. ソルダテンコ 執行委員会委員長1985年~1990年
  15.  N.A. ポキージン 南クリル地区市長1990年~1997年
  16.  V.A. ゼマ 南クリル地区市長1997年~2001年
  17.  N.S. オフチニコフ 南クリル地区市長2001年~2005年
  18.  P.V. ゴミレフスキー 南クリル地区市長2005年~2006年
  19.  G.V. ドブルシン 行政長2006年~2010年
  20.  O.V. グセフ 行政長2010年~2013年
  21.  V.D. ソロムコ 南クリル都市管区市長2013年~2016年
  22.  K. Yu.ブタコフ MO南クリル都市管区市長代理2016年~2018年
  23.  V.N. ヴラセンコ MO南クリル都市管区市長2018年~2019年
  24.  P.V. ゴミレフスキー サハリン州ユジノクリリスク市区市長2019年~現在
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