ロシアの携帯電話事業者「T2」
北方領土を訪れた加入者のトラフィック調査実施
旅行中の通話時間800万分以上、
150万ギガバイトをダウンロード  

北方領土の最新情報

                                 (astv.ru 2024/10/4)

ロシアの携帯電話事業者T2は、今年1月から8月まで南クリル諸島(※北方領土)を訪れた加入者の活動を調査した。8か月間で、南クリル諸島を訪れたT2利用者は前年より13%増加し、旅行中に800万分以上通話し、150万ギガバイトをダウンロードした。

85%はサハリン住民で、沿海地方、モスクワ、ハバロフスク、イルクーツクの人々も訪れた。訪問のピークは6月中旬から8月末だった。

加入者が旅行の感動を共有できるように、T2はネットワーク負荷と顧客トラフィックの分布を監視している。今年、T2モバイルインターネットは国後島島のゴリャチー・プリャジ村(瀬石)、色丹島のマロクリリスコエ村(斜古丹)で高速化し、択捉島のブレヴェスニク村(天寧)では、初めてT2モバイル通信が利用できるようになった。

T2利用者の間で最も人気があった場所は、国後島のユジノクリリスク市(古釜布)とラグンノエ湖(ニキショロ湖)、択捉島のキトヴィ村(内岡)だった。ユジノクリリスクとキトヴィは、島々を巡る旅行の出発点。ユジノクリリスクには空港と港があり、観光名所のストルブチャティ岬(材木岩)やチャチャ火山(爺爺岳)へのルートの出発点となる。キトヴィにも港があり、観光客はそこからホワイトロック(ビラ海岸の白い崖)、沸騰湖、滝を訪れる。

T2サハリン支社のディレクター、アレクセイ・ジェルク氏は「当社は2019年に南クリル諸島で4Gネットワ​​ークを立ち上げました。これは当社にとっても、国後島、択捉島、色丹島に住む人々にとっても本当に重要な出来事でした。以来、当社は島での観光活動の増加を考慮して、ネットワークを厳選して開発してきました。これらの地域の複雑な物流と厳しい気候にもかかわらず、高品質の通信は当社の加入者が頼りにできる基盤です。これが、2023年に3島すべての住民にバックアップ衛星チャンネルを提供した理由の1つであり、これにより、自然災害や緊急事態が発生した場合でも、住民は連絡を取り合うことができます」と話している。

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