南クリル地区の国後島と色丹島では近年、新しい学校、幼稚園、医療施設といった重要な社会施設が建設された。また、高品質のアスファルト道路が建設され、上下水道システムの改修も進められている。現在、国後島と色丹島で産業施設、社会施設、住宅を建設している13の企業は以下の通り。
LLC「ガランティア」(代表I.A.グレベンキン)
LLC「モノリットUK」(取締役I.A. グレベンキン)
LLC「ユジノ・クリルスキー・ヴォドカナル」(代表V.B.ウフナル)
LLC「ストラテジー」(代表Yu.E. ソン)
LLC「ユジノクリリスカヤ・エネルジア」(代表G.V.ドブルーシン)
MUP「色丹島住宅・公共事業局」(局長T.T.イヴァニシビリ)
LLC「ドンギス・サハリン」(取締役E.V.ザミホフスキー)
サハリン州国営単一企業「ドリンスコエ修理建設部」(部長S. P.サンドゥツァ)
SK「タイタン」(クラスノヤルスク、代表代行A. Yu. サビン)
LLC「スポーツストロイモンタジ」(クラスノヤルスク、代表N. Zh.ドゥミキャン)
LLC「ユジノクリリスキー水産加工場」(責任者K.V.コロブコフ)
CJSC「クリリスキー・ルイバク・クラボザヴォーツク支店(部長A.A.マリニン)
LLC「オストロブノイ水産加工場」及びLLC「クリル諸島」(色丹島・斜古丹、責任者M.A.ザイツェフ)
国後島と色丹島で2024年に完了した5つのプロジェクト
➀国後島ゴロブニノ村(泊)の幼稚園と学校
②国後島オトラダ村(近布内)の総合診療所
➂色丹島クラボザボツコエ村(穴澗)の幼稚園

④国後島ユジノクリリスク(古釜布)–オトラダ村(近布内)間の0.9kmの集落間道路の舗装
➄色丹島クラボザボツコエ村(穴澗)の道路1.81kmのアスファルト舗装
国後島と色丹島で2025年に実施するプロジェクト
➀国後島市街地「13㎞地点」への電力供給用10kV架空送電線(延長4.1km)敷設
②老朽集合住宅16棟の解体(解体面積合計5,000平方メートル)2026年完了
➂国後島ユジノクリリスク(古釜布)の給水・排水システム再構築(ユジノクリリスク・ヴォドカナル有限会社が実施している工事)
④国後島ユジノクリリスク文化開発センター建設(タイタン有限会社が実施している工事)

➄国後島ユジノクリリスクの「勝利公園」整備
➅国後島ユジノクリリスクの「展望台付き歩行者用階段」の建設
➆国後島ユジノクリリスク「眠れる森の美女」公共空間の開発
2024年はアパート建設はゼロ、戸建ては30棟建設
2024年には集合住宅は建設されず、戸建て住宅のみが建設された。南クリル地区のゴミレフスキー市長は「延床面積2,745平方メートルの住宅30棟が着工されました」と述べている。南クリル地区議会のエフゲニア・グルズデヴァ議員は「南クリル地区の住民に改めて伝えたいのは、南クリル地区では2019年から2023年にかけて、色丹島で集合住宅24棟(508戸)、国後島では14棟(316戸)が建設されたということです。このようなことは過去にあったでしょうか?」と強調した。(kurilnews.ru 2025/8/8より)