ロシアも与那国島のミサイル配備計画を非難「日本は着々と前線拠点化」

ロシア軍

ロシア外務省のザハロワ報道官は11月27日、日本が台湾に近い沖縄県・与那国島にミサイルを配備する計画について、厳しく対応する可能性があると述べた。小泉進次郎防衛相は23日に与那国島の陸上自衛隊駐屯地を視察し、中距離地対空ミサイル部隊を配備する準備を着実に進めていると説明。中国外務省はすでに24日の定例会見で、「地域の緊張を生み軍事的対立を誘発する」意図的な試みだと非難していた。(ロイター2025/11/28)

ロシア外務省「日本が周辺の島々に攻撃兵器を配備することは地域の安全損なう」

(新華社2025/11/29)

【新華社モスクワ11月29日】ロシア外務省のザハロワ報道官は27日の記者会見で、日本が台湾島の東約110キロにある与那国島へミサイルを配備する計画について、日本が周辺の島々に攻撃型兵器を配備することは地域の安全と安定を損ない、隣国にとって深刻な脅威になると表明した。

ザハロワ氏は次のように述べた。

ロシアは日本政府が再軍備のプロセスにおける発言と動向に注視しており、外交ルートを通じて日本に繰り返し警告し、いかなる口実や方法による米国の中距離ミサイル配備に反対する。

日本は米国の指示のもと、周辺の島々を軍事拠点として防御のみならず攻撃の可能性も秘めた兵器で武装している。このような軍事行動は地域の安全保障上の緊張をさらに悪化させ、隣国に深刻な脅威をもたらしている。これらの島々の住民は軍事配備の衝撃を受けており、平和への願いは日本政府に無視されている。

80年前、これらの島々で起きた激しい衝突は、当時の日本統治者の過ちによるものだ。現在の日本政府は再び侵略的な軍国主義の道を選択した。

日本の高市早苗首相による「非核三原則」見直しの可能性についての発言は挑発的であり、この方向で実際に行動すれば、世界の戦略的安全保障に不可逆的な結果をもたらすに違いない。

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