クリル諸島(千島列島)中部のシムシル島沖でエンジン故障により推進力を失った石油タンカー「マーキュリー」は、韓国の釜山港への曳航の準備を進めている。ロシア非常事態省サハリン州当局が伝えた。
同船は12月17日夕方、シムシル島の北東50キロで主エンジンの故障により動力を失った。乗組員は19人。
エンジン故障の2日後の 19日、マーキュリーは漁船「ミハイル・スタリツィン」に曳航されシムシル島のメルニク湾に到着し、救助を待っている。同20日朝、救助船「ルビン」が現場に到着し、現在、韓国への曳航準備作業が行われている。
非常事態省によると「死者や負傷者はいない。乗組員は医療援助を必要としていない」と明らかにした。(astv.ru 2024/12/20)