北方四島の話題

択捉島 市長不在3カ月 サハリン州政府が市長候補を決定していないことが原因

択捉島を管轄するクリル地区の首長になろうという人が誰もいない異常事態が続いている。6年間、島を統治していたウラジミール・ロコトフ氏は、3か月前の昨年12月1日に市長の職を辞し、ほどなくしてオストロヴナヤ養鶏場の責任者となった。しかし、後継者...
北方四島の話題

国後島「クリル自然保護区40周年」企画展開催

国後島ユジノクリリスク(古釜布)の郷土博物館で「クリル自然保護区の40年」展が開かれている。同保護区の創設40周年を記念して企画されたもので、保護区の研究者が日常の活動で使用している様々なグッツが展示されている。これまでに144 人が訪れて...
エトセトラ

海苔の価格高騰により巻き寿司が平均12%値上がり

韓国の不作により、海苔の価格が年初から約25%値上がりした。これが、サハリンで巻き寿司の価格が高騰した理由の1つだ。とりわけ、日本料理のもう一つの重要な食材であるアボカドの価格も上昇している。多くの企業が巻き寿司の価格を平均12%値上げした...
エトセトラ

「天皇誕生日に行くことは、ナワリヌイ氏の葬儀に行くようなもの」

在ユジノサハリンスク日本国総領事館は3月6日に天皇誕生日を祝う行事(祝賀レセプション)を計画している。サハリンの住民を祝日に招待することは、対ロシア制裁やウクライナへの支援とどのように整合性がとれるのか。サハリンのジャーナリストで政治学者の...
北方四島の話題

観光客入込数2035年までに5.9万人に増やす サハリン州政府が北方四島への投資を呼び掛け 起業家に税制特区など国の支援策説明

ユジノサハリンスクで2月27日、サハリン州政府投資・対外関係省のワシリー・グルデフ大臣と起業家による会議が開催された。この中で、起業家らは、クリル諸島(※北方四島を含む千島列島)への投資の保護と促進に関する仕組みや国の支援について説明を受け...
ビザなし渡航

北方領土墓参再開「法的な検討必要」 反ロ路線なら対話復帰困難 駐日ロシア大使書面インタビュー

ロシアの新しい駐日大使ニコライ・ノズドレフ氏(52)が北海道新聞の書面インタビューに答えた。ロシアのウクライナでの「特別軍事作戦」の開始後、日ロ政府間の関係が悪化した現状にいて「日本政府が反ロシア路線をやめない限り、本格的な対話に復帰するこ...
エトセトラ

オオカミではなく、ウルフドッグの可能性も? サハリン北部で発見された動物の死骸

オオカミではなく、ウルフドッグ?サハリン北部ノグリキ地区で観光客が発見したオオカミとみられる動物の死骸について、サハリンの森林狩猟局のレンジャーはオオカミではなくハイブリッドではないかと疑っている。「これがオオカミというには大きな疑問がある...
北方領土ノート

北方領土の生活、映像で追体験 東京の主権展示館 新年度リニューアル

政府は2024年度、北方領土など領土問題に関する日本の立場を発信する「領土・主権展示館」(東京・千代田区)をリニューアルする。かつて日本人が島で暮らした様子などを映像で追体験できるプロジェクションマッピングの導入が柱。文字情報中心の従来の展...
北方四島の話題

択捉島 93歳になったイリーナ・シュラムコワさんを祝福 千島に住んで70年

択捉島在住のイリーナ・ニコラエヴナ・シュラムコワさんが93歳を迎えた。クリル地区行政府の幹部やシルバーボランティアの代表らが花束と贈り物で祝福した。イリーナさんはクリル諸島(※北方四島を含む千島列島)に70年近く住んでいる。会計士学校を卒業...
北方四島の話題

択捉島の女性同盟支部 ウクライナで戦う択捉出身兵部隊に35万ルーブル送金

択捉島のロシア女性同盟クリル地方支部の幹部会議がクリル地区行政府庁舎で開催された。祖国防衛者の日を祝うチャリティーイベントで集まった35万ルーブルの扱いについて協議し、ウクライナ東部で戦っている第39旅団第1突撃中隊「B」の軍人に送金するこ...