北方四島の話題

国後島・古釜布 熱供給システム再建に州予算1億ルーブル割り当て

サハリン州政府は国後島ユジノクリリスク(古釜布)の熱供給システムの再建を投資プログラムに盛り込んだ。今年7月、リマレンコ知事がユジノクリリスクのミラ通りとユビレイニー地区の暖房ネットワークの復旧など熱供給システム再建を計画に含めるよう指示し...
北方四島の話題

択捉島・紗那 商店街にクリスマスツリーを設置

択捉島クリリスク(紗那)の商店街に21日、クリスマスツリーが設置された。地元紙「赤い灯台」テレグラムは「私たちのツリーは高く、美しい!薬局前の敷地に市のクリスマスツリーが設置された。もうすぐ、大人も子供も集まり、お祭りの輪舞をすることになる...
北方四島の話題

国後島 ナマコ650kgを違法に採取 漁業会社と船長に罰金

クリル諸島の漁業会社(※以下の文脈からすると国後島とみられる)がナマコを違法に採取したとして約600万ルーブルの罰金を課せられた。択捉島にあるロシア軍のゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)駐屯地の軍検察当局が損害の回復を求めて南クリル地方裁判所...
北方四島の話題

色丹島・斜古丹の41歳の男に懲役6年カ月の判決 知人の頭を石で殴打し殺害

色丹島を管轄する南クリル地方裁判所は、知人男性の頭を石で殴りつけるなどして殺害した41歳の男(マロクリリスコエ村=斜古丹在住)に懲役10ヶ月と5日の判決を言い渡した。今年6月、男は47歳の知人男性と一緒に車でジミトロフ湾(イネモシリ付近)に...
北方領土遺産

「偉大なるスターリンへ感謝の言葉」北方領土元島民、引揚前日の帰国者大集会で

択捉島の紗那国民学校の青田武貴校長が書き残した「引揚日誌」の1947年9月18日に興味深い記述がある。引揚船への乗船前日、引揚者全員が参加して開かれる大集会で、紗那を代表して演説する団長の原稿作成を依頼されている。その原稿の下書きと清書が残...
北方四島の話題

領土問題を巡る日ロの論争「日本はパラレルワールドにいる」

ロシアの外務大臣の「すべての領土問題は解決済み」という発言にもかかわらず、日本側は領土問題を解決して平和条約を締結するという方針を堅持するという。日本側の話を聞いていると、彼らが別のパラレルワールドにいるような気がする。もっとも、答えは簡単...
北方四島の話題

択捉島 2024年予算案の公聴会開催 収入は28億3千万ルーブル

択捉島クリリスク(紗那)で「2024年のクリル地区予算案」に関する公聴会が開催された。 行政府からビクトリア・ディアチェンコ財務局長が説明した。それによると、2024年予算案の収入は28億3,013万ルーブル、支出は30億1,070万千ルー...
北方領土ノート

宮沢首相、四島2段階返還で具体案「5年後確約なら容認」 外交文書公開

外務省は20日、作成から30年以上経過した1992年の外交文書17冊を公開した。92年6~7月に訪米した宮沢喜一首相が米メディア幹部との懇談で、北方領土問題の解決策について、56年の日ソ共同宣言で日本に引き渡すとした歯舞、色丹の2島即時返還...
北方領土ノート

北方領土返還運動功労者 根室の青木さんら元島民など5人を表彰 内閣府

内閣府は19日、長年にわたって北方領土返還運動に多大な功績があったとして、道内在住の元島民3人を含む計5人を表彰した。表彰状を手渡した自見英子沖縄北方担当相は「北方領土墓参の再開のため、私も全力を尽くす」と述べた。(北海道新聞2023/12...
北方領土遺産

北方領土遺産「引揚日誌」 択捉島・紗那国民学校の青田校長が書き残した資料から

今年1月に焼失してしまった択捉島の紗那国民学校で、ソ連軍侵攻時に校長を務めていた青田武貴(たけき)さん(1990年に88歳で死去)が書き残した日誌などの資料を「北方領土遺産」として記録にとどめておきたいと思う。北海道根室振興局時代に取り組ん...