日ロ関係

「ロシア政府は『日本センター』の閉鎖を決定したのではない」

日本政府は「日本センター」の活動に関する二国間覚書の終了命令を取り消すようロシアに求めているが、「日本センター」が活動を継続するかどうかは不明だ。記者がコメントを求めたサハリンの日本センターは「この問題についてはコメントしません」と簡潔に答えた。ウラジオストクの日本センターは「私たちには何も分からない」と、より曖昧な返答をした。しかし、ロシア側の専門家は、ロシア政府の決定は「日本センター」の閉鎖ではなく、覚書の終了に関するものであることを強調した。
択捉島の話題

移動医療チームが択捉島に到着 心臓専門医らが遠隔地の住民を診察

サハリン州政府が2023年から取り組む移動医療プログラムの枠組みで、サハリン本島から北方領土・択捉島に心臓専門医と内分泌専門医が到着し、初日はかつての軍の町ゴルノエ村で住民28人を診察した。
択捉島の話題

択捉島・紗那の郷土博物館で「軍事愛国」テーマに特別展示ブース開設

択捉島クリリスク(紗那)にあるクリル郷土博物館(エレナ・グルゾヴィコワ館長)はプーチン大統領が2025年を「祖国防衛者の年」と宣言したことから、島内に司令部を置く第18機関銃砲兵師団の指揮官を勤めシリアで戦死した「ロシアの英雄」ワレリー・グリゴリエヴィチ・アサポフ中将に関する特別展示ブースを開設した。
択捉島の話題

択捉島 大勝利80周年と「祖国防衛者の年」を祝う記念事業実施に向けて会議

択捉島クリリスク(紗那)のクリル地区行政府で22日、プーチン大統領が提唱した「祖国防衛者の年」とクリル諸島を解放した大勝利80周年を祝う記念事業について話し合う会議が開催された。地区議会のベラウソワ議長は、記念事業の特別な意義を強調し、華やかで大規模な形で開催する必要があると述べた。
国後島の話題

北方領土の自然保護区を守る 国家検査官の仕事

国後島のクリル国立自然保護区保安局が2024年の活動報告をまとめた。国家検査官は、クリル自然保護区の領域(国後島) 6万5,900ヘクタールとマロ・クリル保護区(色丹島と歯舞群島)の 6万7,900ヘクタールを監視している。マロ・クリル保護区の 3 人を含め、保安局には10人の国家検査官がいる。
択捉島の話題

ギドロストロイ社のトロール漁船など5隻 漁獲量が多い漁船トップ20にランクイン

2024年のロシアの水産物漁獲量は488万トンを超えたが、そのうち370万トンは極東の漁船によるもので、さらにそのほぼ3分の1は20隻の漁船によって占められている。漁獲量が最も多かった上位20隻の漁船が発表され、サハリンからランクインした5隻の漁船はすべて、択捉島発祥の水産企業ギドロストロイ社所属だった。
北方四島の話題

北方領土の択捉島沖でマグニチュード5.0の地震が発生

1月21日サハリン時間の午前6時19分、南クリル諸島(北方領土)沖の太平洋でマグニチュード5.0の地震が発生した。択捉島、色丹島、国後島では最大3ポイントの揺れが感じられた。
国後島の話題

北方領土・国後島の近布内に新しい診療所が完成 2月に中央ロシアから勤務医が到着

北方領土・国後島にある人口545人のオトラダ村(近布内)に新しい診療所がオープンした。診療所の面積は394平方メートルで、診察予約やさまざまな医療処置を行うための医療機器がすべて揃っている。
日ロ関係

ロシアの日本センターが業務停止へ 覚書破棄はロシア外務省が主導

日本政府の林官房長官は20日、ロシア側が日本センターに関する覚書を一方的に破棄した決定は受け入れられないとしたうえで、「ロシア側から事実確認を受けた後、日本政府は適切な措置を講じる」と述べた。
エトセトラ

coffee, fresh, sale,shop,openは禁止 ロシア語保護のため外国語規制法案の準備加速

法案の草案によると、看板や店の窓に、たとえば「coffeeコーヒー」「fresh新鮮」「saleセール」「shopショップ」「open営業中」などの表記を使用することは不可能になる。また、住宅団地、村、地区の名称にもロシア語を使用することが提案されている。