千島列島

プーチン大統領、北方領土を含む千島列島上陸作戦の記憶を永続させるための提案作成を指示

ロシアのプーチン大統領は、連邦政府とサハリン州政府に対し、1945年のクリル上陸作戦(ソ連軍による北方領土を含む千島列島への上陸・占領作戦)の記憶を永続させるための提案を提出するよう指示した。クレムリンのウェブサイトで公開された東方経済フォーラムの全体会議後の指示リストに掲載された。
択捉島の話題

ガソリン不足の北方四島 択捉島で販売制限導入

択捉島を管轄するクリル地区行政府は、ガソリン供給が滞っていることから、島内でガソリン販売制限を導入した。AI-92(レギュラー) は警察、救急車、教育機関の車両のみ使用可能とし、AI-95(ハイオク) は、1 回の給油で最大 30 リットルまで、車両のタンクに限って購入できる。
択捉島の話題

北方領土・択捉島の観光スポット「白い崖」で観光客がクマに襲われ重傷 連邦捜査局が刑事事件として捜査

択捉島の人気観光スポット、ホワイトロックス(白い崖、オホーツク海側のビラ海岸)地区で12日、クマが56歳の観光客と案内をしていた地元住民を襲った。地元紙「クラスヌイ・マヤーク」(赤い灯台)によると、地元住民は軽傷だったが、観光客は頬骨を損傷し、頭皮が部分的に剥がれる重傷を負い、クリリスク(紗那)の地区中央病院に搬送され、手術を受けた。
北方領土遺産

《Part 1》リンドバーグ機の「魔空」千島列島上空縦断 窮地を救った落石無線局との交信、ほぼ全記録

1931年(昭和6年) 8月、ニューヨークから北太平洋を横断し千島列島沿いに根室を目指していたリンドバーグ夫妻。8月19日、カムチャツカ地方のペトロパブロフスクから根室港まで1443kmを一気に飛行する予定だったが、「千島の魔空」が立ちはだかった。この地方特有のガス(海霧)である。リンディ機は千島列島で3度の不時着水を余儀なくされたが、その窮地を救ったのは落石無線局と千島列島に派遣されていた農林省の海獣保護監視船だった。
択捉島の話題

北方領土・択捉島出身の兵士がウクライナ戦線で死亡

択捉島キトヴィ村(内岡)出身のウラジミール・ナスタフニコフ親衛隊上級軍曹がウクライナの特別軍事作戦で任務を遂行中に死亡した。サハリン州のリマレンコ知事がテレグラムで発表した。
サハリン

サハリンFSB 戦後、島に隠れ住んだナチス協力者の文書を機密解除 「勝利」博物館で展示

大祖国戦争中(対独戦争)、ナチスドイツに協力し、戦後サハリンに隠れ住んだ元警察官や強制収容所の看守に関する文書の展示会がユジノサハリンスクのポベダ(勝利)博物館・記念館で開かれている。
国後島の話題

サンクトから「世界の果て」国後島へ移住 クリル自然保護区で働くツィデンコワさん

ユネスコが制定した「平和と開発のための世界科学デー」の11月10日を前に、国後島のクリル自然保護区は、サンクトペテルブルクから「世界の果て」に移住し、保護区のエンジニアとして働くアナスタシア・ツィデンコワさんの物語をウエブサイトで紹介している。
北方四島の話題

ロシア政府が北方領土産のウニの品質・安全性を調査 輸入国の要件を満たしていることを確認

サハリン州の主要な輸出品で、特に日本と韓国で高く評価されている北方領土産のウニについて、ロシア連邦機関「国立水産・農産物安全センター」(NCBRSP)が製品の微生物学的調査などを実施し、輸入国の要件に準拠していることを確認した。
北方四島の話題

ロシアの科学者が北方領土付近のオホーツク海で福島原発処理水の影響を調査

ロシア科学アカデミー極東支部のイリーチェフ太平洋海洋学研究所などの科学者を乗せた調査船「アカデミック・オパリン」が5日、南クリル諸島(北方領土)付近のオホーツク海で福島第一原発から放出されている処理水の影響を調査するため、ウラジオストクを出港した。
国後島の話題

北方領土・国後島でシマフクロウ増える 41組が生息し、そのうち31組の営巣を確認

国後島のクリル自然保護区は2024年シーズンのシマフクロウの営巣結果をまとめた。長い間、営巣の兆候がなかったいくつかの人工巣に、シマフクロウのつがいが住み着くなど、国後島ではシマフクロウの数が増えている。