「サハリン海運会社」所有の船「SASCOアルダン」が3日、サンクトペテルブルクから北極海航路経由でサハリンのコルサコフ港に到着し、荷下ろしを行った。
サハリン州政府はコルサコフ港を北極海航路の内航航路に含める取り組みを進めており、今年、北極海経由でサハリンに到着した貨物船は「レディD」に続いて2隻目。この航海は連邦プロジェクト「北極海航路の開発」の一環として実施されている。
「SASCOアルダン」は9月28日にサンクトペテルブルクを出発し、33日間かけて航海した。この航路での貨物輸送は、BAM(バイカル~アムール)やトランスシベリア鉄道を経由する従来の鉄道路線よりも速い。
サハリン州農業貿易省によると、同船は菓子、缶詰野菜、アルコール、砂糖、飲料水、建築資材など総重量 259.3 トンの貨物を積んだ 13 個のコンテナをサハリンに輸送した。途中、ペトロパブロフスク・カムチャツキー港にも寄港した。
「SASCO アルダン」はコルサコフ港で荷降ろしをした後、はナホトカ港に向かい、そこで航海を終える。
専門家は、北極海航路経由でサハリンに商品を輸送することの経済的利益率が高いことを指摘している。この航路は輸送時間を大幅に短縮し、コストを削減した。(citysakh.ru、sakh.online 2024/11/3)