12日、サハリン州議会で、2025年の州予算案と2027年までの予算計画が議論された。主要な議題の1つは、サハリンとクリル諸島(北方領土を含む千島列島)の学校、病院、文化施設、重要なインフラ施設を機能させている公務員の給与引き上げだった。
労働・住民雇用庁のタチアナ・バビッチ長官は、州政府が2025年1月1日から公務員の給与を最大13.5%引き上げることを決定したと報告した。教育、医療、その他の重要な分野で働く何千人もの人々の労働条件の大幅な改善となる。同様の措置は、各地方自治体(地区)レベルの職員にも適用される予定だ。
州の公務員の給与は定期的に上方修正されている。2024年初頭から10%の引き上げが行われていたが、今後は引き上げ幅がさらに拡大する見込み。こうした措置は、社会の安定と発展の基盤となる仕事をする人々への配慮を示している。(citysakh.ru 2024/12/13)
注) ロシア政府の閣僚会議は、公務員給与を3年連続で引き上げる提案をしている。(2025年13.2%、2026年10.2%、2027年8.3%)