兵役登録の義務を怠ったタジキスタン移民 サハリン移民局がロシア国籍を剥奪

サハリン

ロシア内務省サハリン州移民局は、州軍事委員会と協力して、兵役登録を怠った20歳のタジキスタン移民に対し、ロシア国籍を剥奪する決定をした。兵役登録を逃れた外国人のロシア国籍を剥奪する法律が初めて適用された。

2024年8月、青年はロシア国民となり、ロシアの憲法と法律を遵守し、国に忠誠を誓い、市民的義務を果たすことを正式に誓った。しかし、青年は兵役登録の義務を果たさなかった。

このため、2023年に発効した連邦法第138-FZ号第22条第1項により、ロシアのパスポートは無効と宣言された。移民青年はロシアに滞在する法的根拠を失ったため、出国せざるを得なくなった。(astv.ru 2024/12/12)

プーチン大統領が「ロシア国籍取得後の兵役登録の義務に関する法律」に署名

Current Time TV (2024/12/11)によると、2024年初頭以来、ロシア側でウクライナと戦った3,340人以上の外国人がロシア国籍を取得しているが、今年8月、プーチン大統領は、ロシア国籍取得後の兵役登録の義務に関する法律に署名した。この要件に従わなかった場合、ロシア国籍を剥奪される根拠となる。

この法律は主に中央アジアからの移民に影響を与える。昨年秋、ロシア連邦調査委員会のアレクサンドル・バストリキン委員長は、ウクライナとの戦争に参加したくない移民の国籍を剥奪することを提案した。

「特別軍事作戦が進行中である間、彼らは特別軍事作戦に参加すべきだと思う。ロシア連邦国民として軍務を遂行する準備ができていないのであれば、そのような人物の国籍を剥奪する決定を下すべきだ」と彼は述べた。

調査委員会の委員長の声明後、ロシアでは移民に対する襲撃が頻繁に行われるようになった。治安部隊はロシア国籍を持つ移民を拘束し、兵役登録を行った。昨年12月には、外国人が兵役登録を逃れたためにロシア国籍を剥奪されているという報告が出始めた。

注) Current Time TV は、Voice of America の参加を得て RFE/RL (Radio Free Europe/Radio Liberty)が作成したテレビ・チャンネル。ロシアから「望ましくない組織」に指定されている。

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